道路の権力 (文春文庫)のレビュー
猪瀬節炸裂の一書
小泉内閣の目玉の一つであった道路公団改革の一部始終を当事者が書き記した貴重な
一書である。竹中平蔵氏の「構造改革の真実」同様に、小泉改革における官僚/族議員
との攻防がリアルに書かれている。「なるほど、あの時はこんな背景があった
のか...」と思わず頷いてしまう場面がおおかった。小泉改革に興味がある方
は是非読んでみてください。
ちなみに本書は我に正義ありと言わんばかりの猪瀬節炸裂の一書なので、本書だけで
道路公団改革の成功/失敗を論じるべきではないと思います。
(猪瀬氏のパワフルさは大好きなのですが...)
一書である。竹中平蔵氏の「構造改革の真実」同様に、小泉改革における官僚/族議員
との攻防がリアルに書かれている。「なるほど、あの時はこんな背景があった
のか...」と思わず頷いてしまう場面がおおかった。小泉改革に興味がある方
は是非読んでみてください。
ちなみに本書は我に正義ありと言わんばかりの猪瀬節炸裂の一書なので、本書だけで
道路公団改革の成功/失敗を論じるべきではないと思います。
(猪瀬氏のパワフルさは大好きなのですが...)
民営化馬鹿に告ぐ、それはお前の道路じゃない
「財務諸表のような何か」を公表した片桐派の本当の目的
つまり債務を切り離して税金で処理して民営化して上場して(゚Д゚)ウマー
そんな公団内部の「改革派」DQNをつぶした
そういう意味でのみ意義があるといえよう
そもそもガソリン税から払うのも一般財源から払うのも
通行料金が物流コストとして商品に上乗せされて消費者が払うのも
結局は国民が広く薄く払う点で一緒なんだよな
それなら利子を押さえ込むためにガソリン税を入れてしまう
不採算路線は新直轄としてガソリン税でつくる
これまでよりあんまり変わんない気がするねえ
NHKスペシャルでやってたように新直轄でどこまで作るかってのは
高速道路会社には決められず国交省が決めてしまう
すると道路会社が新直轄とつながるまで作らざるを得なくなる
つまりJRと違って自分の意志で新線建設の可否は決められない
葛西大日月ネ申が嘲笑していた理由がわかりますな
ていうか民営化できるんなら自分で会社作って自分で高速引く
そんな某先生の言葉が真相を突いていると思う
結局は管理費の値下げってだけの話であり
こいつが日本の道路ネットワークをどうしたいかって聞きたかった
好きだった物書きが耄碌する姿は見ていて寂しい
それか色々書けない話があったのかだな
つまり債務を切り離して税金で処理して民営化して上場して(゚Д゚)ウマー
そんな公団内部の「改革派」DQNをつぶした
そういう意味でのみ意義があるといえよう
そもそもガソリン税から払うのも一般財源から払うのも
通行料金が物流コストとして商品に上乗せされて消費者が払うのも
結局は国民が広く薄く払う点で一緒なんだよな
それなら利子を押さえ込むためにガソリン税を入れてしまう
不採算路線は新直轄としてガソリン税でつくる
これまでよりあんまり変わんない気がするねえ
NHKスペシャルでやってたように新直轄でどこまで作るかってのは
高速道路会社には決められず国交省が決めてしまう
すると道路会社が新直轄とつながるまで作らざるを得なくなる
つまりJRと違って自分の意志で新線建設の可否は決められない
葛西大日月ネ申が嘲笑していた理由がわかりますな
ていうか民営化できるんなら自分で会社作って自分で高速引く
そんな某先生の言葉が真相を突いていると思う
結局は管理費の値下げってだけの話であり
こいつが日本の道路ネットワークをどうしたいかって聞きたかった
好きだった物書きが耄碌する姿は見ていて寂しい
それか色々書けない話があったのかだな
壮絶なたたかい
道路公団やそのとりまきとの壮絶なたたかいが,なまなましくえがかれている.道路公団にたちむかうにはどれだけの調査,官僚のウソを見抜くちから,説得力・交渉力,等々が必要だったか,それにもかかわらずかぎられた成果しかあげられなかったかがわかる.猪瀬の強引なやりかたは他の民営化委員の反発をまねくこともしばしばだが,それは猪瀬にとってはぜひ必要なことだったということが,この本を読めばわかる.他の委員だけだったら,もっと手前で挫折していただろう.東京都の副知事になった猪瀬にふたたび期待したい.
道路公団改革を考える上で必読の書
本書には、ただの評論家ではなく、自ら改革に挑んだものとしての凄みが感じられる。
しかも作家ならではの文章の旨さ。
評論家にありがちな、自らの価値観に合わないときに一方的に批判して終わり
という無責任さはそこにはない。
All or Nothingで改革の果実を0にしてしまうことなく、妥協点を探る執着心。
見習うべき点は多い。
公団改革に関する評論書は数多いが、本書を読まずして、公団改革を語ることはできない。
民営化が成功なのか失敗なのか、本書を読んでから判断してほしい。
しかも作家ならではの文章の旨さ。
評論家にありがちな、自らの価値観に合わないときに一方的に批判して終わり
という無責任さはそこにはない。
All or Nothingで改革の果実を0にしてしまうことなく、妥協点を探る執着心。
見習うべき点は多い。
公団改革に関する評論書は数多いが、本書を読まずして、公団改革を語ることはできない。
民営化が成功なのか失敗なのか、本書を読んでから判断してほしい。

このように物事の当事者が内幕を描くことはなかなか難しい。利害関係者も存命であるし、実名で書くことにはリスクが伴う。著者は政治家ではなく、作家として「部外者」の立場にある。その立場であるからこそ、為しえた叙述であろう。特に本書ではいわゆる「既得権益者」、すなわち「道路族」や官僚組織を一貫して敵として設定している。通常は窺い知ることのできない、官僚の動静や対応などが知られる。
なによりも記述の鮮明さに驚く。スピード感のある、息せき切った文体。印象的な風景の記述。まるで映像を見ているかのように感じられる、人物の記述。亀井静香氏や、鈴木宗男氏などの記述は本当に本人が話しているかのようだ。これは例えば、政治家や学者などにはなかなか難しいことである。著者が何よりも作家であることを思い出させられる。
内容は詳細に渡る。だが一貫して著者の視点から書かれているものである。著者は、自らの信念に沿って、自らが正しいとして行動しているのである。その意味では、本書は自己正当化の試みであるとも言える。それについてはいくらでも批判、非難、不満があろう。本書は客観的な分析の本ではないのである。だがそれは、別の歴史を別の人が描けばよいだけである。当事者がここまで鮮やかに自ら歴史を描いた本書は、何よりも貴重な試みである。